あなたは、自分の大切さを十分に認識していますか?
自分をいちばん大切に思うことはエゴイズムとは違いますよ。
自分にとっていちばん大切なのは、
自分自身なのです。
それは、
自分の方が人より優れているとか、
他人を寄せつけるべきではないとかいう意味ではありませんよ。
自分の中に宿る可能性とうまく調和しながら、
自分の成長を受け入れ、
自分と仲良くやっていくことを意味しています。
そうあってこそ、
その喜びを他の人と分かち合うこともできるのです。
それに、
自分を大切にするための日々の訓練は、
自信を養うという面においても効果的なのです。
自分の精神の強さを日々認識し、
自分を受け入れ励ましていくうちに自信がつき、
より一層、
自分自身に近くなることができます。
そして、
それが取りも直さず、
自分を大切にするということなのです。
慣れないうちは奇妙な感じがするかもしれませんが、
こんな事をしてみましょう。
気がついたときに鏡に向かって、
「どんなことがあっても私はあなたの味方だよ!」
とか
「俺はお前のことを絶対に信じている!」
と声に出して言ってみるとよいでしょう。
そして、
自分の力で人生を有意義なものにするために、
毎日を精いっぱい生きること、
“人間としてのプロフェッショナル”になること、
自分なりに自由を追求すること。
これこそが人間としての真の力なのです。
自分はとても大切な人です。
自分にとって、
この地球上で最も大切な人は、
自分自身であるべきなのです。
古代ギリシャの哲学者、
エピクテトスがこんな事を言っています。
「兼ね備えていないといって嘆き悲しむのではなく、
自分が持つ特質に満足できる者は幸いである。」