いよいよ冬本番。
この時期はヒートショックで倒れ、
救急車で搬送される人が増えますね。
家の中では特に注意したい場所が脱衣所です。
入浴中、
体が温まっているときに血管は弛緩しています。
ところが寒い脱衣所に移った途端に血管が収縮し、
血圧が急激に上がるヒートショックが起き、
めまいや立ちくらみのほか、
心筋梗塞や脳梗塞などを起こす恐れがあります。
血圧を乱高下させないよう、
脱衣所にはあらかじめヒーターなどで温めておくと良いですね。
少し外に出る時も、
念のため防寒しておく方が良いです。
特に首は外気に触れやすく、
太い血管が通っています。
念のためマフラーをし、
寒さにさらされないよう保護してください。
また、
冬場に多い悩みの代表が
「冷え」
でしょう。
冷え性の9割は自律神経の1つ
交感神経の働きが異常に高くなっていることが原因だそうです。
交感神経の働きが高くなると血管が収縮するため、
熱を運んでいる血液が足先や指先まで届きにくくなります。
寒い冬は外出するのが億劫になりますが、
これも冷えを助長している恐れがあります。
体を動かさずにいると、
血液を流すポンプの役割を果たす筋肉が使われず、
結構悪化を招くからです。
寒空の下で運動するのは辛いですが、
屋内でストレッチ、つま先歩き、
スクワットなどに取り組むのはどうでしょう。
冬場こそ意識的に体を動かす機会を設けるようにしたいですね。
足先などの末端の冷えがひどいと、
なかなか眠りに着けません。
そんな時は就寝前に冷え切った足裏をマッサージしましょう。
両手で足の裏を包み込むように持ち、
足を温めながら気持ち良いと感じる場所を指圧していきます。
布団に入った後は足首をぐるぐると回したり、
足首を伸ばして曲げるを繰り返せば、
冷えが和らぐはずです。
ぐっすりと眠り、
睡眠の質を上げることも血流改善、
冷え解消には必要ですよ。