「ジャネの法則」って知っていますか?
有名な法則なので聞いたことある人も多いかもしれませんね。
フランスの心理学者ピエール・ジャネと言う方が提唱した法則です。
私たち人間は、
加齢によって年月の過ぎる体感速度を早く感じるようになる、
というものです。
実感している方も多いのではないでしょうか。
例えば、
60歳の人が20歳からの40年間を体感では、
平均で何年と感じているかというと、
何と13年!
実に3分の1の時間にしか感じていないのですね。
思っている以上に早く過ぎてます。
子どもの頃、
過ぎて行く時間をあれほど長く感じていたのに、
今では驚くほど「あっ」という間に過ぎてしまいますね。
昨年に、
「来年はあれをやろう。これをやろう。」と、
そう思っていたのに、
気が付けばほとんど手付かずのままだったりします。
「あっ」という間に月日が流れていきます。
そんなふうに感じたことはありませんか。
当たり前ですが、
時間は慈悲や温情というものを持ち合わせていません。
私たちが何をしていようと、
何をしていまいと、
ただ淡々と時計の針を進めていきます。
止めることも、
速度を遅くすることも、
そして時計の針を戻すこともしてくれません。
だからといって焦る必要はありません。
焦ったところで、
私たちが今できることには限りがありますから。
今できることをやるしかありませんね。
今できることを精一杯やりきる。
その繰り返しと積み重ねの結果として、
自分が求めていたものを手にする。
多くの成功者と言われる人たちでも、
彼らが魔法のようにある日突然、
まったくのゼロから成功を生み出した訳ではありませんよね。
こんな言葉があります。
「成功のためのルールはあるが近道はない」
そうですね。
成功者といわれる人とそうでない人。
同じ時間を過ごしていながら、
なぜ大きな差が生まれてしまうのか。
それはもしかしたら、
「時間の使い方」かもしれません。
「時間の使い方」って、
これはつまり「人生の使い方」に通じるのではないでしょうか。
時間は人生そのものです。
誰かが、
「いずれできればいい」
「いつかやりたい」
などと無想しながら空虚な時間を過ごしているうちに、
成功者といわれる人たちは、
それにすぐに取り組みます。
すぐにそれを実現できなかったとしても、
実現するための準備にすぐに取り組んでいるのです。
同じ1年間という時間枠の中でも、
100の実践をする人と、
10の実践をする人では、
その結果に大きな差が生まれるということは簡単に想像できますよね。
100の実践のうち、
いくつかが結果を伴わないものだとしても、
それは経験としてあらたな目標のための礎になることは間違いありませんよね。
あれやこれやと、
行動しない理由を考えたり、
自分が成果を生み出せない理由について、
とうとうと語ったところで、
そこから得られるものはあまりありません。
成功者と言われる人とそうでない人の違いはなんでしょう。
人間の脳力としての根本的な違いは何もありません。
あるのは、
すぐにやるかやらないかの違いだけです。
あれをやりたい。
これをやりたい。
では、
それをいつからやりますか?
例えば年末や年度末。
その頃になると次の目標とかを設定しますよね。
ここでよく見かけられるのが、
設定した目標のために行動に取り組むのに、
わざわざ新年や新年度まで待つ人。
もしくは、
目標設定そのものも、
わざわざ新年まで待って行う人。
次のために今できること、
今やるべきこともあるはずですよね。
年が明けてから、
と先延ばしにしていることがあるならば、
今すぐ取り組んでも困ることはありませんよね。
新しい年や年度までを助走期間として過ごすか、
ただ待つだけか、
はたまたもうジャンプしちゃうか。
スタート時点で小さくない差が生まれます。
新しく実現したい目標や願望があれば、
きりの良い時を待たずに、
是非とも今すぐに取り組んでいきましょうね。