時が過ぎるのは本当にあっという間ですね。
年齢を重ねるにつれて、
子供の頃よりもずっと早く時間が流れていく。
そんな感覚になっていませんか?
1日
1ヶ月
1年
同じ時間を過ごしているはずなのに、
大人になると早く感じるのはなぜなんでしょうかね。
いろんな説があります。
その中でよく知られているのが、
フランスの心理学者、ポール・ジャネが唱えた「ジャネの法則」です。
彼は、
「これまでの人生で経験してきた時間の長さとの相対的な対比が、時間の評価に関係している」
と考えたのです。
例えば、
6歳の子供にとって1年がそれまでの人生の1/6にあたるのに対し、
60歳は1/60。
つまり、
同じ1年でも、
60歳は6歳児の10倍早く過ぎていくと感じるというのです。
ほかにも、
「大人になると経験値が増え、刺激にあふれた毎日では無くなるから」
「心拍数に関係する」と言った説もあります。
時間を気にすることなく大好きな事に熱中していた子供の頃と違って、
時計による時間に縛られ、
1分1秒を気にして過ごす大人は、
時間の経過を早く感じてしまうのかもしれませんね。
現代の生活リズムを形成する「時計時間」は、
人工的につくられたものといえるかもしれません。
日の出とともに起きて、
暗くなったら眠る。
夏と冬とで昼間の時間が違っている。
そんな「自然時間」に沿って生きてきた人類にとって、
分刻みや秒刻みの短すぎる時間は、
大きなストレスになっているのではないでしょうか。
たまには時間に追われる生活から少し離れて、
時計を持たず自然の中に身を置き、
自然のリズムで生活することも必要なのかもしれませんね。
感じ方はさておき、
時間は皆に平等に与えられています。
どのように使うかは、
すべて自分しだいです。
大事に過ごしていきましょうね。