私たちが見ている景色は、同じ景色を見ていたとしても隣にいる人は全く違って見えているかもしれません。
何にフォーカスするかで見えるものが全く違ってきます。
例えば、
同じ絵を見ても、それぞれ感じ方が違います。
美しい風景画でも、美しいと感じる部分が人によって違います。
ある人は朝日の描き方が素晴らしいと思い、
別の人はその朝日によってできた影の部分が凄いと感じ、
また別の人は朝日に反射した湖面のキラキラした感じにうっとりしたり。
間違い探しの絵でも同じ事が言えます。
間違い探しをしたとしても、
間違いに気づく人と気づかない人がいますよね。
間違っているところが全然見えていないんですよね。
同じ景色でも、見ているものは人それぞれなんです。
視野を広げて、世界を広げてたくさんの感情を感じたほうが、
人生は楽しく豊かになります。
少し高いところに行って景色を見下ろしてみましょう。
視点を一つ高くするといろんなものが見えてきます。
小高い丘に登って、自分の住んでいる街を見下ろしてみる。
いつもとは違ったものが見えると思いませんか。
いつも歩いている道も見えます。
その道を歩きながら考えていることってどんなことでしたか?
内容は違っていても同じようなことを考えながらいつも歩いていたのではないでしょうか。
ところが、小高い丘から見下ろしてその道を歩いている自分を想っていると、
全然違う発想が浮かんできませんか。
まったく違う考え方ができてくるんですね。
自分の住んでいる街が見下ろせる小高い丘があれば良いけど、
そんなの実際には無いんだ、と言う人もいるかもしれませんね。
実際にあれば最高なんですけど、
これって想像力で代用できるんですよ。
目をつむって自分が小高い丘にいると思って、自分の住んでいる街を見下ろしているように想像してみる。
また、想像ですからね、小高い丘に登って見下ろすのではなく、
鳥になったつもり、忍者になったつもりで(笑)凧に乗って見下ろしているところを想像してみる。
パースってご存じですか?
街の風景などを空から見下ろしたように書いた図面のことですけど、
これを鳥瞰図とも言います。
まさに鳥になったつもりで見下ろして書いた図面と言うことですね。
これも想像力で書くんですね。
今だったら、ドローンがあるので実際にドローンを飛ばして写真を撮ってしまえばとても正確なというか、そのままの図ができますが、昔は想像して書いていたんですね。
昔と言ってもドローンの登場のちょっと前から、江戸時代でも書かれていたんですね。
空高くから江戸の街を見下ろした絵があります。
遠くには富士山が描かれていたりして。
人間の想像力って凄いと想いませんか。
また、いつもいる世界の外側へ出てみて外側から中を眺めて見るのも良いですね。
その中にいる自分はどんな風に見えますか?
よく有名人などが、自分探しの旅に出るなんて話を聞いたことありませんか。
あれも同じような考え方で、海外に出て自分を客観的に見てみようと言う事なんでしょうね。
私事ですが、会社の同期が辞めた後しばらくしてから会ったのですが、
その時彼は言っていました。
「会社の外から見ていると、この会社のことがよく見える。」
会社の内部にいると、目の前のことばかりが気になって近視眼的になり、
周りのことが見えなくなってしまっているのでしょうね。
まさに彼の言う通り、客観視ができなくなっちゃうんですね。
これも鳥瞰図と同じように想像力を働かせれば代用することができます。
もう一人の自分がいると想像するんですね。
幽体離脱したと想像しても良いし(笑)
パーマンのコピーロボットを想像しても良いし
あ、これ知らない人多いですね。(苦笑)
自分のクローンでも良いですね。
頭の中をガラッと変えて、空っぽにして、
全然違う視点で自分を眺めてみるんですね。
良いところ、悪いところ、修正すべきところなどが
よく見えてきます。
視野を広げるという意味では、読書も大きな力になりますね。
自分の力にしたいので、ついつい自分の専門の参考書や実用書を読んでしまいがちです。
私がそうでした。(苦笑)
もちろん、悪くは無いですよね。
というかこれは基本ですね。
視野を広げるということでは、全く別のジャンルの本を読むと良いですね。
歴史の本だったり、哲学書、心理学の本。
哲学書なんていうと大学の教科書みたいで難しく思えてしまいますが、
書店に行くと分かりやすい簡単な内容の本もたくさんあります。
また、著名人の自伝みたいな本も哲学書になると思います。
小説や推理ものでも面白いかもしれませんね。
ジャンルを問わずに読んでみると知識や発想が豊かになります。
壁にぶつかった時などに全然違う視点からヒントをくれたりします。
いろいろな角度から視野を広げてみると人生は豊かになります。
今回のまとめです。
自分のことを客観的に見るにはどうしたら良いの?
・自分のことを少し高いところや、外側から見つめてみましょう。
きっと新しい発見がありますよ。