恐怖心。
聞いただけでも怖くて嫌ですよね。(苦笑)
そもそも恐怖心とはどこから湧いてくるのでしょう。
まぁ自分の心から湧いてくるんでしょうけど、
一体どうして恐怖心が湧いてくるのかがよく分からないんですよね。
恐怖心には実体がないので得体がしれません。
実体も無いのに、それに恐れおののいているわけですね。
何かをやろうとするときに恐怖心が出てきて決心がつかない。
行動を起こそうとすると怖くて行動ができない。
胸に突き上げてくる何か嫌なモヤモヤ感がある。
気持ちがザワついて行動を起こす事ができない。
ある事をしようとするとソワソワして踏み切れない。
いったいこれは何なのでしょう。
不思議だと思いませんか。
その恐怖となっているものは、今自分の目の前にはいないんですよね。
実体がないので目の前にいないのかもしれませんが、
今現在、その恐怖となっていることも起きていないんですよね。
それなのに、怖い。
胸騒ぎというものでしょうか。
ちょっと違うような気がします。
感情を第一優先にして、感情をアンテナして自分の感性が
「それはネガティブなものだから、やめておいた方が良いよ」、と答えてくれたから。
これとも少し違うような気がします。
やった方が良い、やるべき事、
そうなんだけど、怖くてできない。
こういうものですね、恐怖心。
では何故、恐怖心が出てくるのか。
答えです。
それは、過去の経験から来ているものだからです。
恐怖が今、それが目の前にあるわけではありません。
（「私には、過去にそんな経験をしたことは無い。」と言うのであれば、
もしかしたら、それは前世の記憶かもしれません。続いているんですね、連綿と。）
恐怖が目の前にあるわけではないのですが、
でも、その恐怖心がすべての行動を止めてしまいます。
では一体どうすれば恐怖心を克服することができるのでしょう。
恐怖心を克服する、唯一の方法とはなんでしょうか。
それは、最も恐れていることをやる、と言うことです。
最も恐怖だと思っていることをするしかないんです。
でも、安心してください。
その恐怖心は、行動することで消えていきます。
そして、恐れる必要なんか無かったことに気が付きます。
安心してくださいと言われても、
最も恐怖だと思っていることをやるわけですから、
それは躊躇しちゃいますよね。
でも、勇気を振り絞って行動してください。(笑)
小説やゲームの中の勇者になった気持ちで挑んでください。
「大丈夫！」と思い、口に出して進んでみてください。
自分の恐れていることを、勇気を持ってやってのけてください。
「案ずるより産むが易し」です。
過去の経験から恐怖心が出てきたからと言って
その恐怖心をずっと引きずって生きていくのはごめんですよね。
もし、過去に失敗したことがあったとしても、
また失敗するとは限りません。
なんといってもあなたは今日までにたくさん成長してきています。
でも失敗は、過去から今日までに着実に成長してきた、何て事は無いのですから。
あなたが成長した分、恐怖を起こしたその問題は小さくなっているのです。
だから、どうって事ありません。
行動すると、意外にも今まで経験したことの無い
安心した世界が広がってきますよ。
不思議ですけど、なんかホッとした気分になるんです。
成功しても失敗しても、そう言う気持ちになるんです。
成功すればもちろんホッとしますよね。
失敗しても、過去の時と違ってダメージが小さかったり、
次の対応策が見えたりするんですよね。
だから、行動を起こすと成功しようが失敗しようが、
良い方向に進んでいくんです。
過去に失敗や苦い経験をすると、
それを引きずって、もう二度としたくない、
と思ってしまうんですよね。
これはとてももったいないことです。
何故なら、
失敗すれば失敗するほど、成功や次へのステップになっていくからです。
ですから、これからは恐怖心が湧いたら、「以前の自分とは違うんだ」、
と思って勇気を持ってやっていきましょう。
そしておまけに大切なことをもう一つ。
恐怖と同じようなものがあります。
そう、それは、
「不安」
です。
これも結構やっかいですね。
「不安」については、また別の回で詳しく考察したいと思いますが、
今回はちょこっとだけ簡単に書いておきます。
不安の原因は、
心が今ここに無いから。
不安の原因は、ほとんどが過去のことと未来のことです。
過去にやらかしてしまった事を後悔したり悔やんだり。
将来への不安で気をもんでしまい心が落ち着かない状況に陥ってしまう。
これがほとんどではないでしょうか。
ですから、その対処法は、
心を「今」に持ってくること。
過去のことはどんなに考えても、その事象については変えることはできません。
また、未来についても同じです。
まだ起きていない事象についてあれこれ悩んでもしょうが無いんです。
そして解決策のもう一つ。
「不安の原因を特定する。」
何が不安かって、その不安の原因が分かっていない場合が多いです。
そういう時は、ノートに書き出すのが一番です。
不安なことと、その原因になっていること。
考えられることを片っ端から書き込んでいきます。
不安の原因が具体的に分かってくると、
解決策や対応策が見えてきます。
そうすると不安だと思っていたものは、
それほどたいしたものでは無くて、
行動して片付けていけば、なんとかなるレベルだったりします。
「ノート」と「行動」が、私たちの日常を助けてくれます。
今回のまとめです。
恐怖心の正体とそれを克服する方法
・恐怖心は過去の経験からくるもの
・恐怖心を無くすには、恐れていることをやってみる
恐怖心を克服するために、勇者になりましょう。
