内観とは自分の内側を観察すること。
字のまんまですね。内省とも言いますね。
心理療法で使われたり、自分自身で自己分析を行うために行っている人もいると思います。
内観のやり方は、ネットや本でたくさんの情報を得ることができますが、書かれている内容は結構難しいですね。
書かれている内観の説明もなかなか理解が複雑であったり、内観のやり方自体が難しく自宅などで手軽に行えるものではない事が多いみたいですね。
心理療法で使うくらいですから、そんなに簡単にはできないものかもしれませんね。
でも自分自身を見つめてみたいと思うのは誰でも思う気持ちでしょうし、療法とかでは無くて日常的に気がついたときに感じてみたいし、そうすればその時にすぐに気づきが得られると思うし、そうあるべきだなと思うのです。
時間も環境もしっかり準備して、さぁ内観をやろう、というのは実際にやろうとするにはちょっとハードルが高い気がします。
ちょっと違いますが関連したものに、マインドフルネスとか瞑想とかもありますね。
結構なブームもあり世界的に活躍している人達も実践しているなんていう話は結構耳にしますね。
どれもこれもとっても有用なものでしっかりやる事でさらに自分に磨きがかかったり本来の自分自身に戻れてすっきりした気分で日々を過ごす事ができたりします。
でもどれをやるにしてもとても忙しい現代人にとっては、やれば良いと思っても出来ないまま日々が過ぎていき、気がついたらあっという間に月日が経ち内観とか瞑想とかマインドフルネスとかいう言葉さえ頭の中から消えていってしまうのではないでしょうか。
現代人は忙しすぎますね。
自分自身を見つめ直す時間も無いなんて。
自分探しの旅に出るなんて小説や映画の中の話としか思えませんよね。(笑)
随分と前置きが長くなってしまいました。
そこで、手っ取り早くすぐに内観できる方法。
すぐに気づきを得ることが出来て、自分自身への行動に反映することができる方法。
しかもとても簡単。
それは、
他人を見ること。
です。
あまりにも簡単すぎて、なにそんな事？それだけ？
と思われるかもしれませんが、これがとても的確なんです。
怖いほど当てはまってしまうのです。
他人は自分の鏡であるとか、人の振り見て我が振り直せとか同じような言葉が昔からありますよね。
なので昔から内観の方法を先人達は教えてくれていたのですね。
他人を見て、「あの人のああいうところが嫌だなぁ。」と思ったら、
そういう部分が自分にもあるという事なのです。
また、「あの人のああいうところが素敵だなぁ。」と思ったら
自分にもそうなれる要素が既に備わっているという事になります。
他人を見てある部分が素敵だなぁと感じられない人は、その部分についてはその人のようになれる可能性が低いことになります。その感じられない要素については自分として持っている要素が少ないと言う事なんですね。
それから、他人に対してしていることは、自分自身にしていることでもあるんですね。
目の前にいる人に対して自分がしている事は、自分自身にしている事と同じなんです。
他人に対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりしていれば、それは自分自身に対してもそうしているという事なんですね。
また、目の前の人がとても幸せそうだったとして、
自分は満たされていない、
どうしてあの人ばっかり、
くやしい、
ずるい、
なんて気持ちが出てくるかもしれませんね。
ですが、浮かんだ感情や発した言葉はすべて自分自身に対してのものになります。
「あんなひと大嫌い！」、これはイコール、「自分のこと大嫌い」になってしまいます。
気をつけましょう！
そして内観が終わったらそのフォローですね。
内観しただけでは中途半端ですから、その先に進めて幸せ体質に持って行きましょう。
まず、幸せ体質になるには、自分のことが大好きになることが必要です。
自分自身を満たしてあげることが必要です。
今回他人を見ることに着目したのでここにフォーカスすると、
他人の幸せを自分の幸せと思える境地に至ると、本当の意味で幸せになれるんですね。
他人の幸せな様子を見て、
「良いなぁ、本当に幸せそうだ。良かったね。こちらまで嬉しくなってくる。よし、私もそうなろう！」
と思えるようになるか。
結構難しいですかね。
どうしても妬んでしまう。
良かったね、と思いたいけれど、羨ましいなぁという気持ちが出てきてしまう。
恐らく、それを自分でコントロールするのはすぐには難しいかもしれませんね。
でも大丈夫！
先ずは、そういう気持ちになってしまうなぁって気付くことでも大躍進です。
「いかんいかん、ねたんでしまった、嫉妬してしまった。」
と気付くことが第一歩です。
気付くことさえ出来ない人の方が圧倒的に多いのですから。
そこから少しずつでも変わっていければ良いと思います。
今回のまとめです。
一番簡単でわかりやすい内観の方法
・他人を見ること
内観と言いながら他人を観る、という事だったんですね。
気付いて、修正して、行動すればもうそこから幸せが始まっています。
