意識改革で引き寄せの法則を使い人生を成功と幸せに導く!

日々の生活がつらい、きつい、なんとかしたい。そんな状況を好転させるために、意識改革を行い引き寄せの法則を利用して仕事など日常生活のあらゆる事に成功と幸せを呼び込むため、 自らの体験を元にヒントとなることを綴っているブログです。

イメージは脳がつくり出した心象

不幸を生む「思い込みぐせ」から解放されよう。

心の悩みやストレスは、こういう自分はイヤだと思うから生じるのであり、しかし自分を客観視してみることで、そういうイヤな自分のイメージを修正することができます。専門的な言い方なのですが、「現実認知」と「過去記憶や未来予知」を混同するところから悪性ストレスが生まれてしまいます。つまり、過去に果たせなかったことがあると、それを思い出して「今度もダメだろう」と思ってストレスを感じてしまう。過去は過去のことであって、未来のことはどうなるか何もわからないのに、その未来は過去と同じようになると考えてしまう。こういう心の動きを「条件づけ」と言います。こんな実験があります。箱の中にラットを入れて電気ショックを与えると、次にまた同じ箱に入れると、電気ショックを与えなくてもラットはひどくおびえてしまいます。あるがん患者さんの場合です。どういうわけか毎年六月になると、体調がおかしくなって免疫力が低下する。よくよく聞いてみると、初めて診断を受けた主治医に「こんど再発したら、あと三ヶ月の命ですよ」と言われたのが、六月のことだったそうです。その後、再発しないのに、そう言われたときの恐怖心が六月の梅雨シーズン特有の湿度や温度が感じられると(感覚器官を通じて情報が入ってくると)条件づけられた当時のストレスイメージを思い起こして体調が悪くなってしまうのです。脳は、このように厄介な「思い込みぐせ」を持っています。脳の「これしか(こうとしか)考えられない」という「思い込みぐせ」が私たちの不幸をつくり出しているといっても過言ではないのです。

ある抑うつ感を訴える患者さんのお話しです。そのお母様は欠点だらけの人だったそうです。そんなお母様に育てられたから、今の自分は不幸なのだ、と言うのです。そこで、そのお母様を反面教師のように思えるよう導きました。そして幸い、その反面教師から学ぶだけの才覚がはたらいて、やがて自信のようなものが芽生えてきました。そして「不幸だ」と思う気持ちもなくなり、むしろお母様に感謝するようになったのだそうです。お母様をどう見るかは本人のイメージ次第で、自らが満足できるような生き方に変えられて、幸せだと実感できれば、どのような親御さんに育てられたのであれ、その親御さんに感謝でき、ひるがえって親御さんをも幸せな気分にすることができるでしょう。脳が記憶しているイメージ、すなわち条件づけられているイメージや学習して得たイメージを、マイナスからプラスへ、嫌悪系から報酬系へと変えて、イメージを書き換えましょう。私たちが現実ととらえて知覚しているイメージは、実は脳がつくり出した心象にすぎません。そのイメージの意味さえ変われば、現実認知が変わり、物事をポジティブにとらえることができるでしょう。心のあり方を変えるには、イメージの変更が欠かせません。イメージが変われば、脳の神経活動パターンが変わり、そうして神経や内分泌、免疫などの生体バランスまでもが変わってきます。自分が体験する人生は、自分の心のあらわれにほかなりません。「合わせ鏡」のように、自分の心のあり方のとおりに人生物語が展開しているにすぎないのです。

メンタルヘルス・ケアのカウンセラーから聞いた話です。不機嫌そうな苦々しい顔、怒ったような顔、悲しそうな顔、困ったような顔などと、みんながみんな嫌悪系の表情をして来院されるそうです。だから病院に行くのだと思うのですが、その先生が言うには、嫌悪系の顔からは、負のストレスが生まれ、場合によってはそれが心的外傷(トラウマ)を呼び覚まし、そうして事がどんどんこじれていくと言うのです。そして先生は、強いて「笑顔を忘れないように」と、訴えていました。笑顔は、つまり嫌悪系の対極にあるところの報酬系の顔であり表情で、愛の象徴的な表現になります。笑顔に接して、不快に思う人はいないでしょう。親御さんの写真アルバムのなかに笑顔の写真を探すことができれば申し分ありません。むしろ本人に会わず、笑顔の写真を見ているほうが癒やされるかもしれません。それが連れ合う配偶者や、わが子の写真であってもいいと思います。笑顔を一時的にせよ取り戻せたとき、孤独の恐怖のなかで生きる世界のとらわれから解放され、自分は本当は誰に愛されているのか、愛しているのかに気づくはずです。

見通しが立たない状況から脱け出すキーワードは、すなわち「(人に)愛され、(自分を)愛し、(人を)愛する」といえるような、そういう「自分」を取り戻すことなんでしょうね。