意識改革で引き寄せの法則を使い人生を成功と幸せに導く!

日々の生活がつらい、きつい、なんとかしたい。そんな状況を好転させるために、意識改革を行い引き寄せの法則を利用して仕事など日常生活のあらゆる事に成功と幸せを呼び込むため、 自らの体験を元にヒントとなることを綴っているブログです。

愛の渇望感

三つあるんです。

私たちが心身ともに健康であるためには、この世に生まれ、生きていることの幸福を実感できることが大前提となります。そのためには、欲求の充足・不充足のバランスが取れていることが不可欠です。問題なのは、多くの人が根本にある「三つの愛の欲求」の存在に気づいていないことにあると言われています。人は、例えば「愛してもらえない」あるいは「愛してもらえそうもない」といった状況に遭遇すると、本人がその理由に気づいていても、腹が立ったり不安になったりしないでしょうか。なかには、衝動を抑えることができず、パニック状態に陥ってしまう人もいるのでは。そのような抑えがたい怒りや悲しみ、あるいはみじめさといった否定的な情動(身体的・生理的変化をともなう感情の動き)は、愛の欲求が充足されないときに生じる生体反応との考えがあります。多くの人は、自分のなかにそのような情動が生じることはあっても、そんな思いがどこから、なぜ湧き上がってくるのかという本当の理由は知りませんよね。しかし、その「知らない」ということが、身体疾患や精神疾患をつくり出す重大なストレスとなりうる場合が多々あるのです。がんやうつ病をはじめ、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のほとんどは、不健康な行動習慣をつくり出す「ストレス性格病」が原因の場合が多いのです。でも、その根元になるものは、こうした愛の欲求が満たされない飢餓感の持続が生み出した愛のストレス病であるとみる事もできます。愛の渇望感が生まれるとき三つの愛の欲求についても少し見ていきましょう。

●一つ目の愛の欲求「慈愛願望欲求」
他人に評価されることによって自分を認めようとする「人から認められたい、愛されたい」欲求です。だいたい10歳頃までの生育過程で、両親や周囲の大人たちに十分に認められ愛されていれば、この欲求は十分に満たされ、渇望感は、大人になってまで尾を引くことは無いと言われます。しかし、そのような環境で無い場合は、大人になってからも、「私を愛して!」「私を認めて!」という心の衝動に振り回される場合もあるようです。

●二つ目の愛の欲求「自己信頼欲求」
他人の評価にかかわらず、自分自身を信じて認めようとする欲求です。一つ目の慈愛願望欲求が適切に満たされた環境のなかで育つと、次に人は、自分に自信を持ちたいという欲求が強まります。そして、自分を信じて自分の意思で行動するようになり、行動することによって目標を達成する喜びを知り、自分に対する信頼感を深めていきます。ところが、自己信頼欲求を充足しようとする子どもの行動は、親から発せられる「~してはだめ」「~しなさい」という禁止・指示・命令語でしばしば阻まれます。自分の子ども時代や、あるいは子育て時代を振り返ってみると思い当たるところはないでしょうか。自己信頼欲求を充足させるような理想の生育環境など、現実にはなかなか少ないのではないでしょうか。何かをするにしても親の監視のもとであったり、やりたいことをやらせてもらえなかったり、反対にやりたくないことを強制されたりと、ほとんどの人が、自己信頼欲求を十分に満たすことがないまま大人になっているというのが現状ではないでしょうか。他人の評価に一喜一憂し「誰がどう評価しようが、自分は自分」というふうに考えられないのは、自分を信頼するために必要な行動体験を子どもの頃にしていない事が大きいと言われています。

●三つ目の欲求「慈愛欲求」
最後に、自分を信じることができて始めて強まってくる欲求です。他人の評価はどうあれ、自分の損得はどうあれ、他人を無条件に認め、愛したいという欲求です。この欲求は、自己信頼欲求がある程度満たされていないと生まれてはこないものです。自分に自信がなく、他人に認めてもらうだけで精一杯という人に、他人を思いやるゆとりはなかなかできませんよね。ただ、「人を愛したい」という慈愛欲求は、一つ目の「人に愛されたい」という慈愛願望欲求と勘違いされやすく、本人でさえそのすり替えに気がつかないことがあります。世の中にはやたらに人の面倒を見たがるおせっかい焼きや、善意の押し付けをして自己満足している人がけっこういるように思いませんか。本人は人のためにしているつもりでも、はたからは自己満足でやっているとしか見えない。こういった人たちの行動は、一見すると慈愛欲求から出ていると思えますが、実は「必要とされたい」という慈愛願望欲求を満たす行動である場合が多いのですね。「人に必要とされている」「人の役に立っている」そう思えるような行動をとることにより、「自分を認めてほしい、愛してほしい」という慈愛願望欲求を満たそうとしているのですね。

三つの愛の欲求は、どれか一つが強すぎても、弱すぎても、心のバランスを欠くことになります。つまり、人には心の欲求の階層的優先順位があるようです。愛のストレス病を改善させるには、「慈愛願望欲求」「自己信頼欲求」「慈愛欲求」と順番に積み上げるように、ステップを踏みながら、これらの欲求が充足されるイメージをつくっていけばよいでしょう。病気や問題をつくり出す要因となるような記憶情報とは、思い出すだけでいやな気持ちになってしまいますね。心傷記憶となっているようなものは、できれば思い出したくありません。でも先ずはその嫌な記憶を認め克服する映像をイメージすることで解決方法に気が付くこともできます。そこからが新たなスタートになりますね。