よく言われる言葉ですね。
アメリカのデンバーで開かれた「潜在意識の力」と言うサマー・セミナーでの出来事だそうです。ある女性が先生にこう言いました。「自分の心でそれを持っていると信じれば、何でも手に入れることができるでしょうか」と。先生は彼女に、「世の中で唯一不可能なことは、何もせずに何かを得ることだ。自分の欲するものを手に入れるには、それなりの努力をしなければならない」と説明しました。この女性は、自分の皮膚の病気のことで、１０年間願望を入力（祈り）し続け、何の結果も得られないでいました。彼女は、さまざまな化粧水や、そのほかの話題になった薬品を使用しましたが、一向に良くなりませんでした。
●彼女が、しなければならなかった努力
この女性は、一度も適切な努力をしていなかったのです。治療のための努力とは、無限の治癒力を信頼することが一番重要なのだとか。なぜなら「信じるところに応じて、その人になされる」からだそうです。この女性のしなくてはならない努力とは、内なるスピリットの力を認識すること、その治癒力を受け入れること、そして、今ここで治癒が行われていると確信すること、と言っています。彼女は、「私の肌は、日差しに敏感なんです。」「寒い気候にもアレルギーなんです。」「腕全体に出ている湿疹は、遺伝的なもののようです。」「母も同じような症状でした。」「遺伝子や染色体が悪いのです。」などと言って、これは逆に外部のものに力を与えてしまう事になってしまったのです。 恐いことです。彼女の心は２つに分かれてしまったのです。治したいという気持ちがありながら、彼女の治癒力を信頼していなかったのです。
●願望を入力することこそ解答である
彼女は、次のような願望を入力し始めました。直訳なので変な日本語でゴメンナサイ。「私の身体とその器官のすべてを創造した無限の治癒力は、私の身体のすべての機能と仕組みを知っています。内なるスピリットの無限の栄光が、私の心と体に表現されていることを、今、私は断言し、感じ、そして知っています。私は完全にすべての人を許し、親戚や義理の家族にも、生命、愛、真実、そして美しさを放出します。私は、皆を許したことを知っています。その人たちと心の中で会っても、トゲが残らないからです。私は、今、行われている治癒に感謝し、内なるスピリットが応えてくれることを知っています。」雰囲気は伝わりますかね。(汗)彼女は、この願望を１日数回ゆっくりと、静かに繰り返しました。先生がデンバーを去る前に、精神的にも肉体的にも、彼女に良い変化が表れ、完全に治癒し始めたということを彼女から聞いたのだそうです。彼女は、治癒を受け入れるために心を安定させました。それまでの彼女の心は、食生活や気候や遺伝、そして、ほかの要因に力を与えてしまったのです。すべての原因とは自分自身なのですね。
