あらゆる職業の分野で真の成功者は、
自分自身について静かではありながらも
確固とした信念を持っているものです。
この人たちは、
世界に通じる素晴らしさというものに対して
周到な準備を整えていると言われています。
この人たちは、
知識を身につけ、
スキルを学び、
これらのスキルの活用を自分のものにしてしまい、
驚くべきことに勝利することを、
まるで歯磨きのように日常の習慣にしてしまうのです。
勝利する前から、
勝利したときの自分の行動を
心の中で繰り返しリハーサルしていると言われます。
彼らは、
仕事の中でしつこく練習したり
まねをしたりするだけでなく、
自分の活動分野以外でも、
勝者のように振る舞っています。
言葉やイメージや感情で、
演じたいと思っている役を、
達成したいと望んでいる目標を、
心に描いているのです。
イメージやふりをすることと
実際の行動との間には、
直接的な関係があります。
アメリカのあるスポーツ医学の先生が、
オリンピック委員会のスポーツ医学評議会で
ある調査に参加したのだそうです。
それは、
競技に出て走ることを想像すると、
ランニングに関係する筋肉に、
わずかながら計測可能な量の収縮が起きることを実証するための調査でした。
想像上の走りによっても、
実際の走りによっても、
脳内の同じ回路が刺激されます。
そして、
これはどんな身体的な活動にも、
精神的な活動にも当てはまるとの事です。
例えば分かりやすいのが、
恐ろしい絵を鮮明に想像すると、
体はこれに反応し、
不安や胃の不調を感じ、
脈拍と血圧は高まり、
汗をかき、
口が渇きますね。
反対に、
楽しい、
リラックスさせるイメージを思い描けば、
体はこれに反応して
心臓の鼓動は穏やかになり、
血圧も下がり、
筋肉も緩みます。
つまり、
心に定着したイメージに、
体も従うと言う事です。
普段のイメージと振る舞いがとても重要と言うことですね。