日々の生活をしていると理不尽な事が多いと感じませんか。
とても些細なことでも、どうしてこんなに非難されなくてはいけないのだろう。
どうしてこんな事で、よかれと思ってやった事なのに、なんで怒られたりしなければならないのか。
また逆に、なんでこれくらいの事をみんなはやらないのだろう。
どうして配慮することが出来ないのだろう。
気付いてあげることがなんで出来ないのか。
困っている人が目の前にいるのにどうして一緒に協力してくれないのだろう。
毎日毎日、ただ普通に生活しているだけなのに、怒りや悲しみの気持ちが、感情が湧いてくることが多いと感じませんか。
毎日きちんと会社に通勤して、しっかりと仕事をしているのに、なんでこんな気持ちを受けなければならないのだろう。
そんな気持ちになっていませんか。
その時あなたは、どうしていますか?
その時あなたは、そのことに対して、怒ったり泣いたりしましたか?
すごく腹が立つことがあったり、とても悲しいことがあったりした時に、怒ったり泣いたり、その時に素直に感情を出しましたか?
きっと、
優しいあなたは、こんなことで怒ってはいけない、と思ったのではないですか。
優しいあなたは、他の人に迷惑だから泣いてはいけない、と思ったのではないですか。
怒りや悲しみをネガティブな感情として、外に出さないようにフタをしてしまっていることはないですか。
怒りや悲しみは、おそらく自分が他者から大切に扱われなかった、理解してもらえなかった。
そんな時にあらわれるのではないでしょうか。
ですが、怒ったり、泣いたりすることは自分の感情の解放なんです。
泣くことは深い悲しみの解放です。
ためておかないでどんどん解放した方が良いです。
怒りも悲しみも出し切るとその後には、モヤモヤがうすらいだり、重い気持ちが軽くなってきます。
そしてその出し切った行為がやがて大きな喜びに繋がっていきます。
何でも前向きに!ポジティブに!そう捉えることはもちろん大切です。
ですが、出てきてしまう感情には嘘はつけませんよね。
無理にプラス思考にする必要は無いと思います。
フタをしたり見ないフリをしていると、精神的に相当なダメージを受けてしまいます。
体調をくずしたり病気になってしまいます。
ですから、自分の感情に素直になりましょう。
先ずは、自分のためです。
最初に救うべき人は自分自身です。
そうすることで周りの人を救うことに繋がります。
そして周りにも良い影響を与えることもできます。
それでは、感情を解放するというのは、具体的にはどうしたら良いのでしょうか。
とても簡単なことです。
それは、言葉に出して相手に伝えることです。
とても簡単ですが、勇気が要りますね。(笑)
あなたの気持ちが相手に理解してもらえるかどうかは、この際二の次で構いません。(苦笑)
一番大事なのは、あなたが感情を解放することですから。
あなたが黙って我慢をしてしまうと、相手にはあなたがどのように思っているのかが分かりません。
そもそも分かろうとしていないので、その場がそのまま何事も無かったかのように過ぎてしまうことがほとんどでしょう。
すると、何の解決にもならないどころか、それが良くないことだとは、相手は思っていませんから、同じ事が何度も起きてしまうのです。
これでは日に日にストレスがたまって行ってしまいますね。
それが一応でも、言葉に出して相手に伝えれば、相手はあなたが今回のことでどのように思っているのかが少なくとも伝わります。
たとえそれが相手には理解はされなくても。
言葉での出し方は、あなたの感じた、感情を、言葉を用いて淡々と伝えるだけで十分です。
こうこう、こういう事を言われてとても悲しい気持ちになったよ。
ああいうことをされてとても辛い気分になってしまったよ。
このような行動をされてとても嫌な気分になったんだ。
相手は理解を示してくれないかもしれませんが、あなたが悲しんでいる、苦しんでいる、怒っている、と言うことは伝わります。
これだけでも十分なんです。
最初はとても勇気の必要な行動に思えますが、その勇気を振り絞って伝えてみましょう。
そして、相手が変わるかどうかは相手次第です。
変わっても変わらなくてもどちらでも構いません。
変わらなければいけないのは、自分の気持ちを解放できるようにすることなんです。
あなたが悲しい気持ち、嫌な気持ち、憤りを感じている気持ちから少しでも解放されることが重要なのです。
いくら頑張っても相手は変えられませんからね。
自分の方が変わるしかありません。
自分が変わると不思議なことに周りも変わり始めます。
正確に言うと、周りは変わっていないのかもしれません。
あなたが変わったことによって、周りが変わったように見えているのかもしれません。
どちらでもOKですね。
今回のまとめです。
怒りや悲しみの気持ちが出たときはどうするか
・感情をためておかないで解放する
・言葉に出して相手に伝える
怒りと悲しみを出し切ったあとには、大きな喜びや幸せが待っています。