善と悪
そもそも、
善と悪ってあるのでしょうか。
これは、「善」
これが、「悪」
一体だれが決めるのでしょうか。
その判断基準は正しいのでしょうか。
正しい、間違っている、
これ自体も一体どうなっているものなのか。
私自身は、
この世の中には、
善とか悪とか、
正しいとか間違っているとか、
本当は無いんじゃないかと思っています。
あるとすれば、
それは妄想で、
とても狭くて小さい世界の中だけでの出来事なんじゃないかと。
その狭い世界では正しいと思っていても、
違う世界に行くと
それは間違っている考えだったりして。
その人が善と思っていること
これが正しいことだと思っていることが、
他の人にとっては、
悪に感じてしまい
間違っていることにしか思えない。
そう言うことがたくさんあるのではないでしょうか。
その人が善と思っていること
これが正しいことだと思っていることを
実行するためには、
ある人に対して嫌な思いや悲しい思いを
させてしまうことになる。
そう言うことがたくさんあるのではないでしょうか。
お互いに自分が正しくて、
自分が善だと思っている。
だから世界中で
いさかいや戦争が絶えないのではないでしょうか。
善も悪もないのに、
あると考えることでそうなってしまうのではないでしょうか。
私たちに訪れる問題は、
私たちがそのように考えることによって
起こりうる事なのではないでしょうか。
でもそれは、
その問題を克服するための絶好の機会だと思いたいです。
困難や問題というのは、
それを超越するためのすばらしい機会だと考えたいです。