「相手の気持ちを考えなさい」
小さい時に、
親からこのように言われたことはありませんか?
もし、
私たちの気持ちが、
誰かの言うことや、
その言い方で、
傷つけられていると感じるのなら、
それは自分自身が、
誰かを傷つけていることの結果ではないか、
と考えてみませんか。
私たちの傷ついた気持ちという「反応」は、
直接の原因以外にも何かの理由があるものです。
なぜなら、
同じ原因であっても、
少しも傷つかない人もいるからです。
自分に好ましくない反応を起こさせた本当の理由を見つける努力をして、
ほかの人も同じような反応を起こさせないように努力をしてみませんか。
うわさに悩まされたら、
私たちもうわさをしてはいけない、
ということがわかるでしょう。
それは、
人を悩ませることになるからです。
誰かの声の調子や態度が、
自分の感情を傷つけるものであったら、
私たちは、
ほかの人に同じような声の調子や態度で話したり、
行動しないようにしましょう。
誰かが私たちに怒鳴ったとき、
私たちが不愉快だったら、
私たちが誰かに怒鳴ったときも、
その人を不愉快にすることがわかります。
人が私たちの意図を誤解することによって、
私たちが反対されていると感じるのなら、
その人の疑いに
一理あるかもしれないと考えてみましょう。
そして、
疑いを解く努力をしましょう。
私たちが、
争い、皮肉、人を傷つける言葉、
私たちのアイディアや、
友達や身内に対する批判を快く思わないのなら、
ほかの人も、
自分に向けられたそのような悪意を快く思わない、
と考えましょう。
私たちが褒められることがうれしいのなら、
また、
誰かが私たちのことを考えていてくれることが、
私たちを幸せにするのなら、
ほかの人も、
私たちがその人を褒めたり、
その人のことを考えていることがわかるような手紙を出したり、
電話をかけたりすれば、
その人は幸せだと感じるでしょう。
ほかの人がどう感じるかは、
同じ状況のときに、
私たちがどう感じるかを考えれば、
想像することができます。
私たちが、
ほかの人々や新しいアイディアに心を開いていれば、
私たちは、
幸せを引き付けることができます。