価値ある経験
私たちが失敗した場合、その後の行動として次の二つのパターンが考えられます。
１．ヤル気をくじかれ、気弱になって努力をあきらめてしまう
２．さらに大きな努力をする挑戦の機会とする
１のパターンって結構多いのではないでしょうか。一度失敗しただけで、投げ出してしまうのはとてももったいないですね。それよりも意外と多いのが、最初の失敗のきざしが見えただけで、まだ完全に失敗してもいないうちから希望を捨て、すっかりあきらめてしまう人たちです。これは、もったいないどころではありませんね。これらに対して２のパターンの人たちは多くの成功を手にしています。失敗に屈することなく、さらに努力しようと自分を励ましています。
さ～て、自分はどうでしょう？失敗したら自分自身を観察してみましょう。そうすれば自分が成功を手にするパターンかどうかがわかります。自分の反応が、それを知る確かな手がかりとなります。
ある仕事に３度失敗し、それでもあきらめないなら、私たちは成功を収め、その分野では指導者になれる可能性があると思って良いのではないでしょうか。１０回以上失敗して、なお努力を続けられれば、私たちの心には天才が芽ばえ始めている、と言っても過言ではないのです。
今度私たちが失敗したら、あらゆる失敗には、必ずそれに見合った利益の種子が含まれているのだということを思い起こしましょう。そして、その種子の発見に全力を傾け、その種子が芽を出すように行動を起こしましょう。そうすれば、どのような現実であれ、失敗＝諦める、と受け止めないかぎり、そこで終わってしまう、いわゆる失敗は、この世には存在しないことになります。このことをしっかりと認識しておきましょうね。
失敗と呼ばれているもののほとんどが、実はその時にちょっとした見当違いにすぎず、前向きな姿勢で対応すれば、それはかけがえのない財産にできる性質のものなんですね。
そもそも人生は、生まれてから死ぬまで挑戦の連続なんですね。成功を収めるまでは、失敗を克服し続けるようになってるんですね。こうした挑戦を続けていれば、人生はより豊かな恩恵を得られます。
