他人も自分と同じなのだということを、認めるだけでいいのです。
オーストリアの精神分析医フロイトは、神経病学者としても数々の業績をあげた人ですが、彼は、カリウィッツにある小児病院の小児神経科長を務め、また、自ら30歳にして神経病医としても開業しました。彼は『愛をまったく与えられない人格は、病んで死ぬ』と言っています。恐ろしい。もし、自分が人を傷つけ、自尊心を踏みにじるなら、その人の愛も善意も得ることはできません。逆に愛と善意を放射するなら、それだけ多くの愛と善意が自分に戻ってきます。人は誰でも愛され、感謝され、自分は重要なのだと感じたいものですよね。そのことを自分で認めなければいけません。自分自身の価値を意識し、それと同様に他人の価値も認めることですね。自分が大事なように、他人もそうであることを認めましょう。他人を認めることは、必然的に思いやりとか、相手を立てるとかいったことになります。すると相手もお返しをしてくれるでしょう。何も難しいことではありません。他人も自分と同じなのだということを認めるだけでいいのですから。