本当に許すことができたら何一つネガティブな感情は残りません。
自分の過去に以前交通事故にあって、大ケガをしたことがあったとしましょう。そのときのことを誰かに話すとき、完治しているケガを痛いと思うでしょうか?記憶として、そのときの情景がのこっているだけのはずですよね。これと同じ事が、心の傷にも当てはまるのです。以前、自分の事をだましたり、傷つけたり、害を及ぼした人の事を、誰かがほめたり、その人の良い知らせを自分が聞いたとします。そのとき、イライラしたり、不愉快になったり、嫌悪感を覚えたりしたら、自分の中には憎悪というネガティブな感情がまだ残っている証拠です。自分はそれをクリアしない限り、真に許す技術を身に付けていないことになるのです。自分を「許した」と欺くのではなく、本当に許せたのかどうか、時々こうやって自分を試してみるのもチェックとして必要かもしれませんよ。本当に許すことができたら、そこには何一つネガティブな感情は残らないのですから。