愛と平和と調和のために考える事です。
こんな話が有ります。ギリシャの哲学者ソクラテスのはなしです。ある日、若者がソクラテスの元にやってきて、こう尋ねました。「私は知恵が欲しいのです。どうしたら、いろいろなアイディアが生まれてくるようになるのでしょうか」ソクラテスは「私と一緒に来なさい」、そう言ってその若者を川に連れて行きました。そして突然、その若者の頭を川の中へ押し込みました。若者は必死にもがきました。ソクラテスは苦しむ若者の姿をみて、ようやく手を離しました。そして、こう聞いたのです。「今、君は何が一番欲しかったかね」若者は「もちろん空気です」と答えました。ソクラテスは大きくうなずいて、「今、君が水の中で必死で空気を欲しがっていたようにそれと同じくらい知恵を欲してごらんなさい。君は英知を得るはずだ」と言ったそうです。例えば、困難に直面したとき、それを克服し、そこから抜け出すのだと決断したなら、栄光と勝利はすでに自分の手の中に有るのです。自分がどんな状況にあろうと、障害物にぶつかろうと「大いなる自己」と心の法則について理解しているなら、そんな事は何の問題でもありません。ソクラテスの話は、大切なことを教えてくれますね。「いま、君が水の中で必死で空気を欲しがっていたように、それと同じくらい知恵を欲してごらんなさい。君は英知を得るはずだ」果たしてどれくらいの人が、そういう気持ちをもって、自分の人生と向き合っているのかなぁ？何しろ強い意志とイメージが必要ですね。
