意識改革で引き寄せの法則を使い人生を成功と幸せに導く!

日々の生活がつらい、きつい、なんとかしたい。そんな状況を好転させるために、意識改革を行い引き寄せの法則を利用して仕事など日常生活のあらゆる事に成功と幸せを呼び込むため、 自らの体験を元にヒントとなることを綴っているブログです。

手書き文字

スマートフォンやパソコンなど、

デジタルツール全盛の今、

指1本でメールを送れたり、

整然とした文章を手軽に作成したりできるようになりました。

その反面、

筆記用具を使って字を書く機会はめっきり減っています。

久しぶりに字を書こうとして、

ごく簡単な漢字を思い出せず愕然とした、

なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

とは言え、

字を書くこと自体が軽んじられる傾向になったわけではありません。

ある調査では、

「手書き文字の方が気持ちが伝わりやすい」

と考える人や、

「字が上手い人に憧れる」

と答えた人が大多数を占める結果に。

字を書く機会が減っているからこそ、

大事なシーンでは美しい字を書きたい

と思う方が増えていることがわかります。

 

また、時世柄も相まって、「美文字」ブームが再燃。

最近は自宅でのおこもり時間に楽しめる、

ペン字の練習帳が人気を集めています。

人と直接会えない分、

離れた親戚や友人へのギフトに

手書きのメッセージをつけたり、

ビジネスで資料を送るときに一筆添えるなど、

字を書く需要は着実に高まっているようです。

 

手書き文字の表情は十人十色。

筆跡から、その人の性格や心理を深く探るのが「筆跡心理学」です。

例えば「口」と言う漢字を書くときに、

1画目と2画目が隙間なくくっついているなら、

生真面目で堅実なタイプ。

1画目と2画目に隙間があると、

寛容でフレキシブルなタイプだと言われます。

 

さらに、

文字全体が右上がりだと忠誠心が高く保守的、

右下がりなら発想豊かで批評家の一面を持つのだとか。

ちなみに、

日本人は右上がりの文字を書く人が圧倒的に多いそうです。

 

字を書く行為は脳の健康につながるとされ、

医学の分野でも注目を集めています。

文字を思い出しながら、書くスペースを把握し、

指先に意識を集中して1字1字を完成させるという、

実はとても複雑な作業。

運動神経と連動しつつ、

脳の大部分を活性化する効果が期待されています。

字を書くトレーニングが認知症予防に役立てられているのは、そのためです。

 

加えて、

漢字とひらがなでは、

書くときに働く脳の回路が異なると言われます。

若々しい脳を保つためには、

漢字とひらがなをバランスよく書く習慣を持つと良いですね。

 

年始に書く字と言えば、

新年の抱負をしたためる「書き初め」。

書き初めの歴史は平安時代まで遡り、

改元などの節目に、

天皇に文書を奏上する宮中行事「古書の奏」がルーツとされています。

それが江戸時代以降、

おめでたい年始に書道をする風習となって一般庶民にも普及。

当時は、

正月の朝に初めて汲んだ水で墨を摺り、

新年の恵方に向かって詩歌を書いていました。

 

美しい字は、

書く所作まで美しく見せます。

書き初めを楽しむのはもちろん、

手書きの年賀状を送るのも素敵ですね。

年末年始のちょっとした時間に筆やペンをとり、

字を書くことの奥深さに、

あらためて触れてみてはいかがでしょう。