意識改革で引き寄せの法則を使い人生を成功と幸せに導く!

日々の生活がつらい、きつい、なんとかしたい。そんな状況を好転させるために、意識改革を行い引き寄せの法則を利用して仕事など日常生活のあらゆる事に成功と幸せを呼び込むため、 自らの体験を元にヒントとなることを綴っているブログです。

クッキング

外出がままならないこともあり、

最近は家で食事を作る機会が増えた、

と言う方も多いでしょう。

飲食店での外食に対し、

自宅で調理して食べることを内色(うちしょく、ないしょく)と呼ぶそうです。

 

コロナ禍でのあるアンケートによると、

約70%が「家族で料理を作って楽しみたい」と回答。

窮屈な生活の中でも、

多くの人が家庭でクッキングを楽しんでいることが伺えます。

 

ハーバード大学の生物人類学者リチャード・ランガムは、

調理こそが人類進化のきっかけであったと述べています。

人類は火の利用、

つまり食物を調理することを覚えたことで、

1日の大半を費やしていた「咀嚼」から解放されました。

すると、

より多くの食料を得ようと、

体力のある男性が遠くまで狩りに行き、

持ち帰った獲物を女性が調理すると言う分業と協力が徐々に定着。

現代のジェンダー観や結婚制度に至るバックボーンも、

ここに起因すると言うのです。

さらに、

消化器官で消費されていた多くのエネルギーが脳に注ぎ込まれるようになり、

人の脳は飛躍的に発達。

動物と人との違いが、

決定的なものとなりました。

 

ところで調理と言う行為は、

非常に高度な情報リテラシーを必要とします。

献立を決め、

いくつもの食材を揃えて、

それぞれ違った方法で加工し、

盛り付けの美しさや食卓に出す温度も計算して。

と言うように、

効率とタイミングを計って、

いくつもの作業を同時進行しなければなりません。

調理中の脳の活動を詳しく調べると、

特に前頭前野が活性化していることがわかります。

前頭前野とは、

「記憶する」

「判断する」

「応用する」

「アイディアを出す」

「感情をコントロールする」など、

人が人らしくあるために重要な働きを担う脳部位。

調理と人間らしい高度な脳機能とは、

やはり関係が深いようです。

 

このような反応と行動の関連性を応用して、

近年は「料理療法」や「調理訓練」といった試みが盛んです。

調理することそのものが、

脳機能の維持改善に役立ち、

QOL(人生の質・生活の質)を向上させるなど、

高いリハビリ効果が期待できます。

実は普段の調理でも、

エクササイズや脳トレとしての効果が十分に得られているのです。

重い鍋を持ち上げたり、

繊細な包丁さばきで食材を切ったり、

フライパンを振ったり。

こうした動作は、

筋力や集中力、瞬発力を駆使したエクササイズに匹敵するそうです。

また味付けや味見は、

記憶力や判断力、思考力といった脳機能を鍛えることにつながります。

さらに、

その料理が出来上がったときの達成感や、

食べたり振る舞ったりすることによる幸福感は、

脳へのご褒美。

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンドーパミンが大量に放出されることがわかっています。

同時に睡眠ホルモンであるメラトニンも増えて、

睡眠の質が向上。

美肌に欠かせない成長ホルモンの分泌が促され、

自律神経が整うなど、

健康にも美容にも嬉しい副産物がいっぱいです。

 

秋は美味しい食材が盛りだくさんですから、

腕を振るってみてはいかがでしょう。

新しいレシピに挑戦したり、

誰かのために調理する事は、

脳トレにはとりわけ効果的だそうですよ。